天草・竹林

竹酢液の使い方

竹酢液について

竹炭を作る際に発生する煙には、竹の成分がたくさん含まれています。これを冷やして液体にした物が竹酢液です。
それをろ過してゴミやタールを取り除いた「原液」、さらに数時間かけて蒸留・精製して、黄色に近い透明にした「精製液」があります。

竹酢液には、消臭・殺菌・防菌・防虫など、様々な効果があると言われており、今も研究が進められています。

※ 医薬品ではないため、使用すれば確実に改善するという物ではありません。

竹酢液の使い方

お風呂

200ℓのお湯にキャップ2~10杯(約10~50cc)の竹酢液を入れます。
竹酢液のミネラル成分が体を活性化させ、血行を良くし、湯冷めしにくくし、お肌をつるつるにします。

花粉症予防

竹酢液に含まれているポリフェノール(「ポリ」は「たくさんの」という意味で、数種のフェノール類の総称)は、かゆみの元となるヒスタミンの放出を抑える作用があると言われています。

鼻に・・・

100mlの精製水にキャップ1/2杯から5滴(約50~500倍)の竹酢液を加えたものを、鼻に直接スプレーします。または綿棒に浸し、鼻につけます。

のどに・・・

コップ半分(100cc)の水にキャップ1~1/5杯(約20~100倍)の竹酢液を加えてうがいをします。または20~100倍希釈の竹酢液をスプレー容器でのどに直接1~2回噴霧します。

マスクに・・・

20~50倍希釈の竹酢液を、スプレー容器でお手持ちのマスクの内側に2~3回噴霧してご使用ください。

化粧水

100ccの精製水にキャップ1杯から5滴(約20~500倍)の竹酢液を加えて、化粧水としてお使いください。
また、フェイスマスク(化粧品店で購入できます)に含ませて20分ほどパックをするのもおすすめです。お肌を弱酸性に保ち、皮膚の新陳代謝を促し、角質を収れんさせ、新しい角質細胞を活発に作り出す働きがあります。

うがい

コップ半分(100cc)の水にキャップ1~1/5杯(約20~100倍)の竹酢液を加えてうがいをします。
のどや口内の炎症を抑え、歯の歯垢を落とし、口臭を予防します。竹酢液に含まれるグアヤコール成分が歯周病に働くと言われています。

虫さされ・切り傷など

原液または約10倍まで薄めた液を、患部に塗ります。
炎症を抑え、蚊さされなどの体のかゆみを和らげます。

やけど・日焼け

原液または約10倍まで薄めた液を、患部に塗ります。
皮膚の炎症を抑え、痛みを和らげます。

水虫

原液を直接塗るか、約10倍に薄めた液に約10分間患部を浸します。

リンス

1ℓのお湯にキャップ1~2杯(約100~200倍)の竹酢液を加え、髪を浸します。
血行を良くし、ふけ・かゆみ・頭皮の臭さを抑えます。

冷蔵庫、下駄箱、台所、トイレの殺菌・消臭

原液または約10倍まで薄めた液を、スプレーで散布します。

園芸

500~1000倍に薄めて、葉面散布または土壌潅注します。
害虫や病害菌の発生を抑え、土の有用な微生物を繁殖させ、植物の生長を助けます。

家畜

家畜(鶏・豚・牛など)の糞尿には、竹酢液を300~500倍に薄めて散布すると、臭いが少なくなり、堆肥化するときに発酵がよく促進されます。

堆肥作り・生ゴミの発酵促進剤

ぼかし肥には50~300倍に薄めて混ぜます。
臭いを中和・分解し、竹酢液の有効成分が微生物のエサとなり、発酵を促進させます。